2021年5月8日~6月7日の気象予報が発表されたよ! 

気象庁より2021年度5月8日~6月7日の、気象予報が発表されました。
下記表をご覧になり、該当する地域の方は十分ご留意ください。

※出典
ホームページ=https://www.jma.go.jp/jma/index.html
本資料は5月6日に気象庁より発表された「向こう1ヶ月の天候の見通し」をもとに作成しております。

予報のポイント

● 東・西日本と沖縄・奄美では、暖かい空気が流れ込みやすいため、向こう1か月の気温は高いでしょう。
  東・西日本では、期間の前半は気温が かなり高くなる見込みです。
● 東・西日本では、低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は西日本で多く、
  東日本で平年並か多いでしょう。
  向こう1か 月の日照時間は西日本で少なく、東日本で平年並か少ないでしょう。
● 沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並か少なく、
  向こう1か月の日照時間は平年並か多いでしょう。

GWはガーデニングウィーク!
この連休中に、家庭菜園用野菜の植え付けをされた方も多いのではないでしょうか?

初夏を迎え(5日は立夏でした)日差しが強くなって参りました
(肌に紫外線が刺さるのをひしひしと感じております)。
気温の上昇と共に、25℃前後の多湿条件で発生が助長される
「トマトの葉かび病・すすかび病」、「ナスの黒枯病・すすかび病」、
ピーマンの「斑点病・黒枯病」の発生が多いと予想される地域が増えてきました。
施設栽培では換気を十分に行うと共に、土壌からの水分蒸散による湿度上昇を防ぐために
マルチの利用やかん水のタイミング・量を工夫しましょう。

梅雨にかけて発生が多くなるうどんこ病は、
日中の低湿度条件で飛散した分生子が夜間の高湿度条件で発芽し、作物に感染します。
(うどんこ病は低湿度と高湿度を繰り返すことで感染が助長されます)
換気に努め、夜間もハウス内の湿度が上がらないようにしましょう。

さらに近畿以西のタマネギ産地では、引き続き「タマネギのべと病」の発生が多いと予測されています。

作物の病害は多発すると防除が困難になるので、発生初期の防除(予防)を徹底しましょう。
病気が蔓延している場合は,効果のある治療剤を散布し病気の拡大を止めましょう。
(病気が止まったことが確認できましたら、保護剤を上手に使って再発生を抑えましょう)

今後も平年より気温が高く推移することから、害虫の増殖が活発となることが予想されます。
アブラナ科野菜ではチョウ目害虫(コナガ、ヨトウ類、ネキリムシ類)、
果菜類ではコナジラミ類やアザミウマ類の発生が多い予測が出ています。
都道府県の防除所等から発表される情報(予察、注意報、防除情報)を確認し、
発生初期の防除を心がけましょう。